おさびし山のホームメードケーキ
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タルトとトルテ
ザッハトルテのトルテとは、どんなお菓子のことでしょう。よく似た名前のタルトとの関係は?今回はタルトとトルテについてです。

まずはタルトについてご紹介しましょう。タルト(tarte)とは、フランスを代表するお菓子のひとつで、ビスケット生地(パートシュクレ)やパイ生地(フィユタージュ)で器を作り、中に果物やクリーム,ジャムなどをつめたお菓子のことです。
フランスでは、それぞれの地方の特産のフルーツをつめたり、あるいは家庭の味が代々受け継がれたりと、郷土色や歴史を感じさせる、とても身近なお菓子といえます。

そんなタルトも歴史をさかのぼると、古代ローマ時代のトゥールト(tourte)というお菓子に由来しており、さらにそのルーツは古代ギリシアやエジプトにあるとか。ジャムやクリームなどは、そのままでは半分液状なので食べにくいのですが、たべられる器に入れれば、かんたんに食べることができます。そうやって固形ではないものをまとめる料理法というのは、かなり昔からあったわけですね。

そして、レシピでもご紹介している「ザッハトルテ」などに代表されるトルテ(torte)ですが、つづりも語感もタルトに似ています。なかには区別がつかないという方もいるのではないでしょうか。それもそのはず、実はルーツはタルトなんです。
トルテとは、一般にスポンジ生地にジャムやクリームをはさんだお菓子で、ドイツの代表的なお菓子のひとつです。しかしタルトとは一見ずいぶん違うように思えます。
ここで、以前ご紹介したスポンジ生地について、思い出してみてください。もともとビスキュイとよばれていた今のビスケットのようなお菓子が、卵を泡立てる技術によってふっくらとしたスポンジケーキになっていっても、名前はビスキュイのまま現在に至っています。
おなじように、ビスケット生地の上にジャムなどをのせていたタルトの、生地がふっくらとしたスポンジになっていったとしたら・・・。このようにして、15世紀から16世紀ぐらいに、トルテとして形になっていったようです。さらに19世紀からは、いろいろなトルテが作られるようになりました。

ところで日本の銘菓にも「タルト」というお菓子があることをご存知でしょうか。松山の銘菓で、スポンジ生地であんをまいたロールケーキといった感じのお菓子です。なんでも江戸時代に、松山藩主が長崎でポルトガル人にもらったお菓子を持ち帰ったようで、カステラにジャムが入っていたものを、あんに変えたとか。
お菓子の歴史も、調べてみるとなかなか興味深いですね。

 

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