【手作りケーキのレシピ,お菓子の作り方】

おさびし山のホームメードケーキ
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  • コラムに「ザッハトルテの物語」を再掲載しました。
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 生キャラメル
 
     
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コラム  
  ザッハトルテの物語  
 

ウィーンを代表するチョコレートケーキといえば、やはりザッハトルテでしょう。チョコレート風味のスポンジにアプリコットジャムをはさみ、チョコレートでコーティングしたリッチなケーキです。
しかしこのザッハトルテは、ウィーンのどこでも食べられるというわけではなく、オペラ座裏のホテル・ザッハと、由緒あるお菓子店デメルでしか、ザッハトルテという名前では売られていません。この2つのお店の間で、ザッハトルテの名前をめぐって長い裁判もありました。今回は、そんなザッハトルテの物語を、ご紹介します。

1814年にナポレオン退位後のヨーロッパ再建をめぐる有名なウィーン会議が開かれましたが、その会議を主催したのが、後のオーストリア宰相メッテルニヒです。メッテルニヒは美食家としても知られていますが、ある日お客様をもてなすために、特別においしいお菓子を作るよう命じました。
ちょうどその日に料理長が不在で、代わりに見習コックとしてメッテルニヒの家に勤めていた16歳のフランツ・ザッハが、その難問を引き受けることになったのです。彼はチョコレートのケーキにさらにチョコレートをコーティングして出したところ、メッテルニヒに大変賞賛されました。これがザッハトルテの誕生で、1832年のことです。

その後、宮廷御用達になるなど人気となりますが、これを商売にしたのは、フランツの次男エードゥアルト・ザッハでした。彼は1876年に、ホテル・ザッハを開業し、そのカフェでザッハトルテを出したのです。ホテル・ザッハはエードゥアルトの妻アンナの貢献もあり、接客に力を入れて著名人をひいき客にすることで、ホテルの格を一流にしました。

その後、ホテル・ザッハを継いだのは、息子のエードゥアルトでした。父と同じ名前のこの息子は、残念ながら商才がなかったようで、母アンナが事業拡大のための借金を残したまま亡くなると、おりしも1930年の大不況のまっただなかでもあり、とたんに事業が苦しくなったのです。しかしエードゥアルトはなかなかの男前で、ウィーンの社交界の女性達に人気があり、資金提供を申し出てくる人もいました。
その一人が、お菓子店デメルの店主の妻の妹であったアンナでした。デメルは、神聖ローマ帝国を統治したハプスブルグ家の宮廷菓子料理長を勤めた名門で、商才に長けたアンナのおかげで、大不況の中でも財を築いていたのです。

デメル家のアンナは、資金提供をするかわりに、ザッハトルテのレシピを教えてもらい、デメルで販売する許可をもらったのです。ホテル・ザッハとデメルの業務提携は、当時のウィーンの社交界でも大きな話題となり、二人に恋愛関係があるのではといううわさも流れました。

さらに20年後、二人がこの世を去った後、ホテル・ザッハの後継者がデメルを相手取って、ザッハトルテの名前を使わないように求める訴訟を起こしました。この裁判は7年以上も続き、最終的にはデメル側もザッハトルテとして販売を続けられることになりました。

今でも両方の店でザッハトルテは売られていますが、ザッハ・ホテルのものは丸いチョコレートのメダルが、デメルのものは三角形のものがのっています。それにホイップした甘くない生クリームをそえていただくのが、ウィーン風だとか。ウィーンに行く機会があったら、ぜひ食べ比べてみたいですね。
ちなみにデメルは日本にもお店がありますので、本物を食べてみたい方はぜひどうぞ!

《このコラムは以前掲載したものを再掲載しています》

 
     

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